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ISUZU World Premiere 2023

Event Report

2023年3月7日、パシフィコ横浜で、ISUZUが世界に向けメッセージを発信する場として、
ISUZU World Premiere 2023 が開催され、新型エルフ・フォワードが発表されました。

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ISUZU World Premiere 2023の映像が流れている会場

広大な会場の静寂を打ち破るように流れはじめた音楽と映像。
100年以上に亘って、「運ぶ」を支え、世界中のお客様に「安心」を
お届けしてきたISUZU。
しかし冒頭には、「果たして『安心』だけで良いのだろうか?」と
自問自答する姿が描かれます。

安心・自信・信頼。どれもISUZUがこれまで守ってきた、
社会の血流ともいえる物流を支えるためには重要なこと。
一方で、様々な社会課題や物流業界の課題に対応し、社会を前進させるためには、
革新も必要不可欠であるという力強いメッセージを発信する社員たちの姿。

ISUZUが、地球の「運ぶ」を創造し、世界を進化させるイノベーションリーダーを目指して、
「安心×斬新」の姿勢で取り組んでいくという、強い決意を感じるオープニングでした。

片山社長登壇・スピーチ中

続いて片山社長が登壇。このイベントで伝えたかったのは、
単なる商品発表だけでなく、世界中に車を送り出しているISUZUが今年、大きく変わっていこうとしていること。
そして、ISUZUが変わることで「運ぶ」を変え、さらには未来の社会もより良く変えていきたいということ。

そのような決意を、“加速させよう、「運ぶ」の未来。” のメッセージに込めた想いともに、
世界に向けたライブ配信を通じて語り掛けます。

本日発表する新しい商品や技術がどのように「運ぶ」の未来を加速させていくのか、
ISUZUがどう変わっていくのかを感じてほしいという片山社長のメッセージに、会場の期待感が高まります。

ISUZU World Premiere 2023の映像が流れる会場風景

ここで片山社長は降壇。
軽快な音楽とともにまたしても映像が流れ始めます。
この映像で表現されたのは、今、世界中の課題を解決するために求められているリーダーシップ。
ISUZUが「運ぶ」を通じて社会を変えていく、そんなリーダーを目指していくという熱いメッセージ。
そして、「運ぶ」を支えてきたISUZUには、これからは「運ぶ」を創造する使命があるということが語られます。

アンベールパフォーマンス(MPLUSPLUS)

いよいよ新型エルフ・フォワードの登場か・・・と思いきや、
始まったのはパフォーマンス集団MPLUSPLUSによるパフォ―マンス。
今までのISUZUのイメージとは異なる、LEDビジョンを手にしたダンサーたちによる光と音を使ったアップビートかつ斬新な演出でした。

ダンサーたちが手にしているのは、冒頭の映像でも登場したリーダーの象徴である「フラッグ」。

ISUZUが「安心×斬新」で社会を良くしていくという、片山社長が語った強い決意が表現されています。

MPLUSPLUS / エムプラスプラス

技術を活用した身体性の拡張、独自の無線同期の安定性、音・映像・光を駆使した演出ノウハウを武器に、新たな表現や開発を行うクリエイティブ集団。
東京2020パラリンピック開会式をはじめ、世界的な企業やイベントからの案件を多数担当。
カンヌライオンズやULTRA MIAMIなど海外にも進出。

アンベール後のステージ上車両/片山社長・クリス・ペプラー氏の登壇

そしてついにフルモデルチェンジを遂げた新型エルフ・フォワードが披露されます。
スペシャルMCのクリス・ペプラー氏とともに、片山社長が再度登壇。
車両の脇に設えられたモダンなチェアセットで対談する2人。
演出の面でもこれまでのISUZUと違う「斬新さ」をお見せしたかったという片山社長のコメントが印象的でした。

2023年はISUZUにとっての電動化元年であり、満を持してEVを発表。
一方で、EVに限らず様々なパワートレインの技術開発に取り組んでいる理由について、ペプラー氏が尋ねます。
「世界各国でエネルギーインフラや道路事情、規制なども様々。
使い方や運ぶものもお客様によって違う。お客様の数だけニーズがある。
車が変わることでお客様にとっての利便性を損なってはならない」と片山社長。
新型車には“選べる自由、それが「運ぶ」の未来。”というメッセージを込めたことも明かします。
さらにペプラー氏は、「EVだけがカーボンニュートラルに向けた解ではないということ?」と問いかけます。
それに対し片山社長は「カーボンニュートラル社会の実現に向け、世の中が一体となって取り組むことが必要。
世界中で様々な事情がある中で、誰もが参加できるようなより多くの選択肢を準備する」と力強く答えます。

クリス・ペプラー氏と片山社長の対談風景

そして話題は新型車から「これからのISUZU」へ。
「運ぶ」にイノベーションをもたらすために、組織としてどうしていくのか?」とペプラー氏。

今年は新たな企業理念をつくることや、働き方改革などの取り組みもさらに加速させていくことを片山社長は宣言。
さらに様々な分野でのグローバルリーディングカンパニーとのアライアンスを通じて、ISUZUとして成熟させていきたいと語りました。

今置かれている環境に満足していては、イノベーションは生み出せない。
商品・サービス、そして自らに変革を起こしていくことで、社会そのものをもっとよくしていく、と熱い想いを述べます。

平尾執行役員の登壇

いよいよ、片山社長から語られた、ISUZUの想いを体現した新型エルフ・フォワードについての紹介に移ります。
MCのペプラー氏からの呼びかけに応える形で、今回の開発プロジェクトの責任者である、
平尾執行役員が登壇し、バトンタッチ。

平尾執行役員のプレゼン

世界中のお客様の利便性を損なうことなく、物流業界の課題へ対応することはISUZUの「社会的使命」、「責務」であると宣言。

その答えとなるのが、“選べる自由、それが「運ぶ」の未来。”というメッセージを込めた新型エルフ・フォワードであると語ります。

そして、開発にあたって着目したポイントとして挙げたのは、
冒頭片山社長からも語られた、カーボンニュートラル、ドライバーの労働環境、安全、コネクテッドの4点。

これらの課題に対応するため、車を進化させていく一方で、お客様側での使い方は極端に変わらない、と平尾執行役員。
今後、さらに多様化するニーズとお客様の使い勝手を両立するために、ISUZU独自の開発手法「I-MACS」に基づき、
新プラットフォームを構築したことを明かします。これによりなんとエルフで約2,500車型、
フォワードで約1,500車型という豊富なラインナップを実現したほか、今回発表されたEVも同じプラットフォームで生産が可能に。

さらには、エンジンの燃費性能の向上。ドライバーが喜びを感じられるようなキャブデザイン。
運転しやすく、使いやすい内装。様々なシーンを想定した安全機能の充実。
そして、これからの電動化時代に向けたコネクテッド技術を活用したソリューション。

「運ぶ」の未来に向けて走り出す新型エルフ・フォワードへの期待がますます高まるプレゼンテーションとなりました。

フォトセッション時の写真

地球の「運ぶ」を創造し、世界を進化させるイノベーションリーダーを目指すこれからのISUZU。
従来の「安心」に加え、「斬新」も取り入れ、さらなる進化を遂げるスタートこそが
ISUZU World Premiere 2023でした。

今後も加速していく「運ぶ」の未来に向けたISUZUの取り組みから、目が離せません。